【田中彗インタビュー】甲子園投手から役者へ 芸能一家の末っ子が貫いた「野球19年」と新たな挑戦

 甲子園で力投する二松学舎大付時代の田中彗さん=17年8月

 二松学舎大付3年夏に甲子園で登板し、昨年まで社会人野球のテイ・エステックでプレーした田中彗(すばる)さん(25)は、今年から役者に転身した。5人兄弟の末っ子で、四男は大人気アイドルグループのメンバーである田中樹(29)。芸能界で活動する兄たちの中で野球を貫いた背景や、同じ道へ進む決断に至った理由を聞いた。 【写真】まるで別人!役者に転向した田中彗 雰囲気のあるイケメン   ◇  ◇  ハイトーンの髪色に、現役時代から体重を20キロ落とした引き締まったスタイル。マウンドから舞台を移した彗さんは新たな道をまい進している。  2017年、二松学舎大付3年夏に甲子園へ出場し2試合に登板。プロ入りを志し、社会人まで計19年続けた野球に対する原動力は、反骨心だった。長男の一成さんは芸能プロダクションの代表を務めており、次男、三男、四男はいずれも芸能界に身を置く“芸能兄弟”の末っ子。「自分から甘えることはないけど、甘やかしてくれます」と笑って関係性を明す一方、「昔は『弟』と言われるのがすごい嫌で。野球で有名になりたいと思っていました」と率直な思いを語った。  「『プロ野球選手にならなきゃ意味がない』みたいに思ってしまっていました」と当時の苦しい胸の内も吐露。それでも転身を決意したのは、故障の影響だった。大学4年時と社会人2年目にトミー・ジョン手術を経験。「手術をしても頑張ろうと思っていたんですけど、ピッチングをしている時に、ちょっと限界かなと…」。半年ほど悩んだ末に決断した。  「兄弟が兄弟なので、最初に来た選択がこれだった」と芸能の道へ進むことは自然だった。下積み時代を経て幅広い活躍を見せる四男・樹の存在も決断を後押し。「一番仲良かったお兄ちゃんの活躍を見て純粋にかっこいいなと」。今では尊敬する存在になったという。 中学時代170センチ56キロという細身ながら食事トレーニング等努力重ね甲子園出場。「人間性重視」という校風も今後の糧になっているという。

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